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病院概要

病院長あいさつ

京都大学医学部附属病院 病院長 稲垣 暢也

 京都大学医学部附属病院は、1899年(明治32年)に設立されて以降、多くの人材を輩出し、わが国の医学・医療の発展に貢献してまいりました。
 現在も京大病院は、社会の期待に応えるべく、「診療、研究、教育」に関する3つの理念の実現を目指しています。なかでも診療において患者さん目線に立った安全で質の高い医療を提供することは、京大病院にとって最も重要な使命であると考えています。平成28年に、MFICU(母体胎児集中治療室)を開設し、大学病院ならではの高度な周産期医療を提供しています。また、昨夏、最新型の手術支援ロボットダヴィンチXiを導入し、より低侵襲で安全な手術が可能になりました。一方、昨年6月に、医療安全管理部長に専任の教授を配置し、より安全な医療を提供する体制を強化しています。引き続き、風通しの良い環境作りに全力を尽くしてまいります。
 質の高い医療を提供するために、これまでに治すことができなかった病気を治すための新しい医療を研究・開発することも重要な使命です。京大病院はわが国の臨床研究中核病院として、iPS細胞研究所などとの連携を推し進め、常に新しい医療に取り組んでいます。今年の3月には、京都大学が民間企業7社と共同でKBBM株式会社を設立しました。今後、産学連携で、当院のバイオリソースセンターから提供される生体試料、データを活用し、新しい技術開発やバイオマーカー探索を進め、より有効でより安全な医薬品、治療法を迅速に患者さんに届けたいと考えています。
 そして3つ目の使命は、わが国の医療に貢献できる人間性豊かな医療人の教育・育成です。京大病院は1,121の病床を有し、外来患者数も1日平均2,900人にのぼり、約3,000人の職員が働いています。高度で患者さん目線に立った安全な医療を提供し、新しい医療を開発するためには、医師、看護師、薬剤師、栄養士、検査技師、理学療法士、事務部門などの多くの職種が互いに連携しあって初めて可能になります。そのためには、専門家としての高度の技量を有し、チームで医療ができる、そして世界で活躍できるような広い視野を持った優れた医療人を育成することが重要です。また、若手や女性をはじめ医療人が生き甲斐をもって働けるような環境作りも大切であると考えています。
 当院ではこのような理念のもと、5つの「あ」、すなわち、「1.新しい医療の開発」、「2.安全・安心な医療」、「3.アメニティーの充実」、「4.足元(地域)を大事に」、「5.安定した経営」、を目標に掲げ、今年の3月にISO9001の認証を取得したところです。病院再整備計画のもと、平成31年9月には積貞棟の北側に急性期病棟を中心とした8階建て病棟、中病棟とiPS等臨床試験センターが竣工する予定です。その後の北病棟の改修など、これから数年間の間に京大病院の病棟は大きく変貌し、患者さんがより高度な治療を快適に受けることできる環境が整備されるものと期待しています。
 京大病院は、今後も高度な機能を有する病院として、また広域かつ地域に開かれた病院として使命を果たし、社会の期待にこたえていくよう尽力してまいる所存です。
今後一層のご支援ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

平成30年4月1日
京都大学医学部附属病院 病院長 稲垣 暢也

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