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京都府下の人材交流プログラムを通じて、助産師・看護師一人ひとりのスキルアップを図るとともに地域医療への貢献をめざします

京都府下の人材交流プログラムを通じて、助産師・看護師一人ひとりのスキルアップを図るとともに地域医療への貢献をめざします

高度急性期から在宅看護まで、
「施設間の連携に強い看護師養成プログラム」をスタート

センター長 秋山 智弥

京都大学医学部附属病院は、京都府の支援を得て、2015年7月に「看護職キャリアパス支援センター」を開設しました。当センターの目標は、人材交流プログラムを通じて施設間の連携に強い助産師・看護師を育成し、それによって京都府下の地域医療への貢献をめざすというものです。

近年、医療法の改正に伴って病院の機能分化(高度急性期、急性期、回復期リハビリテーション、慢性期(長期療養)、在宅療養 等)が進み、それによって新たな課題も浮かび上がってきました。機能によって看護師に求められる専門性が異なるため、例えば、高度急性期を担当する看護師は在宅の現状がわからず、逆に在宅からスタートする看護師は急性期のことがわからないという状況も生まれています。こうしたギャップを埋め、継続医療・継続看護を推進するための取り組みとして「施設間の連携に強い看護師養成プログラム」をスタートさせました。機能の異なる病院間の人材交流によって、それぞれの現場を知り、お互いの強みを活かし合うことで質の高い看護、チーム医療が提供できるのではないかと考えています。

当センターは、その「橋渡し役」として機能して参ります。

看護職のキャリア形成に意義のある人材相互交流を

この府下全域という広域での助産師・看護師の人材交流の取り組みは、おそらく全国初の取り組みではないかと思います。国立大学病院同士では、約2年間、他大学で学び帰ってくるというしくみがありますが、いずれも同じ特定機能病院。異なる機能を経験するというプログラムではありません。

また、看護人材の派遣に関しては、東日本大震災の際のリレー式看護師派遣をはじめ、京大病院ブータン医療派遣団(医師・看護師)を平成25年にスタートさせるなど、実績も積んできました。

こうしたこれまでの取り組み・ノウハウを生かしながら、助産師・看護師の人材交流プログラムを組んでいます。病院間での相互交流を基本としていますが、状況も踏まえ、一方からのみの派遣も可能としています。期間は、3カ月を1単位とし、2〜4単位、半年から1年を予定。期間中、3カ月ごとに面談を行い、業務やメンタル、生活面でのフォローも行います。その中で運用上の課題があれば、柔軟に改善していきます。

助産師・看護師が異なる機能、異なる環境を経験することは、これまでとは違う技能やノウハウを習得できるほか、助産師のクリニカルラダーレベルⅢ認証をはじめ、これからの看護を担う看護職のキャリア形成に意義のあるものになるでしょう。

「患者さんのために継続看護のリレーのバトンをつなぐ」
その意欲をもって、プログラムにチャレンジしてほしい

地域包括ケアシステムなどさまざまな仕組みが生まれていますが、それらを支える基本は、やはり”人”。人の交流によって課題を解決できると思いますし、それによって京都府全体の看護のクオリティーの向上を図っていけると考えています。

このプログラムを始動して約一年半の実績を積みましたが、参加病院、助産師・看護師、支援センターという、現場全体でつくり上げていっていることを感じます。

看護が好きで、看護師として自分を成長させていきたい、場所を変えて新しいことに挑戦したいというチャレンジ精神のある方、ぜひ、プログラムに参加してほしいと思います。看護職として、他の分野に行って力を発揮できてこそプロ。自分のフィールドだけだと、いくらでも城は築いていけるはず。他流試合ができて、より一層プロとして磨きがかかるのではないかと思います。

京大病院に来られる方、当院では、高度急性期のたくさんの症例、治療を経験できます。治療は日進月歩なので、どんどん新しい治療を知ることも可能です。当院の看護師との交流を通じ、新たな気づきもあると思います。ご自身の施設で見られないところを見て、今の施設の中で還元し、今後看護に役立ててほしいと思います。

助産師・看護師のみなさん、ぜひチャレンジしてください。そして患者さんにいい看護を提供し、継続看護のリレーのバトンをつないでほしいと願っています。

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